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ウルフスブルグウェストおまえもか - 錆びるバンパー

内緒にしてたわけではないですが、数年前のこと、もっと距離があると思ってバックしたところ、道路から突き出ていたポールに思いっきり突っ込んで、純正バンパーを曲げてしまったことがありました。ほぼ真ん中辺りをヒットしたので、ヨーロピアン・シングルバンパーが、文字通りWバンパーに変化して、エンジン下のスカートっていうんでしょうか、その部分にまで達していました。この時に板金塗装を行って、その後スイングアクスルのブーツに穴という流れになっていくわけです。

曲がったバンパーの修理も考えましたが、ひとまず交換することにして、ウルフスブルグウェストのバンパーを選びました。ペナペナですぐに錆びるものは嫌だし、クオリティ的にはベストだと思ったからです。もっとも、お店で見せてもらった時「厚さや重さも純正と変わらず、しっかりした作りです」と言われたのですが、持ち上げた瞬間「いやぜんぜん軽いでしょう?」と言葉が出てしまいました。その時は純正を持って行ってたわけではないので、こんなもんだったっけかなぁと思いながら注文し、帰ってきたのでした。その後届いたバンパーと純正を持ち比べてみると、やはり純正の方がはるかに重く厚く固く、しっかりした作りでした。

まぁ、しょうがない。ぶつけた自分が悪いのだから。固くてもぶつかれば曲がるのだし、多少柔らかくても許容範囲です。Rが純正よりもきつめで、フェンダーとの隙間が狭くなったのは、それはそれで良かったかも知れない。やはり強度も低いのか、握るとしなります。それでも中央に座れるくらいの強度はありました。

rust spot on surface で、板金修理から戻ってきて数日後のこと。しばらく雨が続いて久しぶり(4-5日ぶりか?)にクルマの所に行ってみると、こんな感じに…。これには心底がっかりしました。これだと一ヶ月も放置してたら、真っ赤っかになってしまうんじゃないだろうか。

flaked surface ブラケットに固定する時に少し収まりが悪かったので押さえつけるようにしたためなのか、メッキの剥離も起こりました。最初は表面が波打っていただけでしたが、そのうちピロピロ剥がれてしまいました。

genuine wrechked bumper こちらは純正のバンパー。Wの字になってもメッキは剥がれていません。

その後、何とか錆を抑えられないかと、クリーナーやクロームプロテクトなどの処置もしてみましたが、時間の問題で錆びてきます。結局、定期的にWD40等の油で撫でておくのが一番効果があるようです。錆が若く軽度な状態だったら、磨けば元のつるつるの状態に戻ってくれるのです。しかし、W-Wにしてこの程度なのであるか

錆落とし&保護を謳うケミカルの中には、使用するとかえって錆が進むものがあります。結果的に表面を削ることでピンホールがかえって大きくなるのかもしれません。お金を出してさび止めを買って、使ってみたら錆がさらにひどくなるわけですから、めまいがしそうになることしきりでした。2009年の夏、雨の日が続き、再び錆だらけになっていたバンパーを見て、言わずにはおれなくなった次第でございます。

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