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平成19年(2007年)度の車検

また7月が来て、今回もユーザー車検を取って参りました。あれからもう2年経ってしまったのか。まずは予約を入れようと、自分のページに残しておいた番号に電話したら『現在は使われてません』とか言われてしまった。気をつけてたはずなのに書き間違っちゃったかな。参考にしてくれた人がいたら悪いことしちゃった。前回予約用の電話番号を探すのに苦労したので、次回のためもあって書いておいたのに役に立たなかった。品川・ユーザー車検・予約…なんてのでググってもいつまで経ってもヒットしないのだな。そもそも先方の名前をちゃんと把握していない。前回のページを読み返すと「鮫洲の検査場」とか平気で書いてるけど、鮫洲にあるのは試験場であって検査場ではない。品川ナンバーの総本山だから品川検査場かというとそう簡単でもないのだ。今回はきちんと調べましたよ。そして書き残しておきましょう。『関東運輸局東京運輸支局』が正式名称。品川なんて文字はこれっぽっちも入っていなかった。

ともあれ、電話番号は050から始まるip電話らしきものに変わっていたので、書き間違えではなかったようだ。それとインターネットで日本全国、どこでも予約を入れられるシステムも導入されていた。こちらは対応OSが Windows2000、WindowsXPのみで「以外のOSでは動作を保証しておりません」らしい。僕が使ってるのはMacOSだけど、OS10.4.8+Firefox1.5だったかでは特に支障なく予約ができた。もっとも、何しろ保証していないのだから、そんな予約を受けた覚えはない、と言われた時のために予約確認画面を印刷した紙も持って臨んだ。

cobra headrest 前回肝に銘じた通り、今回は自分のヘッドレストを仕入れました。当初買おうと思っていたProcarのはふたつで1万位しかしなかったのだけど、肝心のお店が無くなってしまった。その後消極的に探してみたものの扱ってる所は見つけられなくて、結局近所のミニ屋さんで買うことに。お店の人が自ら言うようにミニ用のパーツはおおむねVWよりも高いらしく、シートベルトはたしかひとつ2万位したはず。こちらのヘッドレストもひとつ1万2千円だったかした。ちなみにこれはコブラ用として売られているもの。一時販売停止になったけどまた最近売られるようになったとか。ヘッドレストの在庫はひとつしかなかったので、とりあえずひとつ買っておき、もう一つ買うかどうかは、71年式に必要なヘッドレストの数を調べてから決めることにした。自慢もかねてこれまで数人に試してもらったけど概ね「背中が痛くて嫌だ」とのクレームを頂いております。シートを挟む支柱の間隔が狭いくてちょっと不快なのだな。普段使うには座布団でも当てないときついかもしれない。

旧車の車検適合についてはネットにも何となく情報はあるものの、判断を下す本人に質せば間違いなので、6月の末、わりと近所の横浜の検査場(神奈川運輸支局)に行ってみた。これが、物凄い混雑でクルマが溢れ、駐車待ちの列なのか検査待ちの列かも分からないカオス状態。後で話を聞けば、月末は新車の登録とかが多いしそんなもんよ、らしい。暇なシロウトは月末に検査場に近寄るのは避けたほうが良さそうだ。

受付を待つ人の数も当然多かった。前に並んでいた年季の入った整備士らしきおじさんに「車検についての質問もこの列でしょうか」と聞いてみると、質問ならあっちに行きなさい、と教えてくれた。行ってみると僕以外には質問があるような人はいないらしく、すぐにしかも親切に対応してもらえた。車検証を出して質問すると、担当官は小さな手帳を参考にしながら答えてくれた。曰く1971年(昭和46年)式は運転席側にヘッドレストがついていれば適合。助手席にもヘッドレストが必要になるのは1973年から、だそうです。シートベルトは2点式で良し…。他にVWでよくある特に注意すべし点として、ボディの横から見てバンパーが張り出している場合、バンパーの端にゴムなどのカバーが必要とのこと。カバーはボルトできちんと固定されていること。テープでの固定ではダメ、だそうです。話の感じではバンパーとボディとの隙間が何センチかということではなく、あくまではみ出してるかどうかというニュアンスではあった。それと最近噂のウィンドウウォッシャーについては「出なければダメ。もちろんワイパーは動かなきゃダメだよ」とのことでした。


そして予約日当日。住んでるところの近くに検査場があるのに、何でわざわざ遠くまで行くのだ?と首を傾げられながらも、今回も品川まで行く。品川でないとインチキがバレるから、とかいうことでは全くなく、なんでしょう、慣れてるからかな。検査場の真ん前にある予備検屋さんも毎回のことだし…。でも、改めて考えてみたら品川に行ってた一番の理由は、ヘッドレストを借りに寄らなくちゃいけなかったからだった。今や自分のヘッドレストがあるのだし、品川にこだわる必要はなかったか。

実は今回の車検に向けてボールジョイントのラバーを交換したんだけど、その際、エキセントリックブッシュの向きを修正した。そのためか、予備検ではトーインは「なんかやった?全然ダメだ」と言われてしまった。装置の上を通ると、ガチン!と勢い良く動いてしまうのだ。何もせずにこれだけズレたらえらいこっちゃ、だそうです。キャンバー角が変わったからかな、わからん。排ガスは、普段アクセルオフでアフターファイヤーがしがちと、薄め?のためか調整の必要はなしだそうでした。前回「×」をくらった光軸は、作業の時に料金の支払いをしに行ったので、どのくらい調整してたかは分からず。前回の車検時に光軸でハネられたことをやんわりと伝えたつもりだけど、言いたいことがちゃんと伝わったかどうかは疑問な感じだった。

前回の反省を踏まえ、検査に入る前に見学をしてみた。おねぇちゃんが乗るラリー調の4WDがブレーキで落ちていた。見た感じ踏み方がゆっくりなのか、フロントよりリアが明らかに効きが遅い。一番右のラインはすぐ脇でじろじろ見られるので、恥ずかしがり屋の人は左側のラインに進んだほうがいいな。というか、見学する人はあまりいないけれど…。うまく行っている人ならまだしも、落ちた人を見ているのはこちらもなんとなくバツが悪い。

ラインに入る直前の検査で、噂どおり2年前にはノーチェックだったワイパーとウィンドウウォッシャーのチェックをされた。ワイパーが動かないVWに乗ってる人はあまりいないだろうけど、ウィンドウウォッシャーが働いてないのは割とあるんじゃないか。僕のは幸いまだ生きていて、普段はつないでないけど、スペアタイヤの空気圧を上げてホースをつなげば機能してくれるので助かる。少なくとも品川、というか関東運輸局東京運輸支局ではチェックされるので、事前にチェックして機能してないようだったら水鉄砲でも仕込んでおいたほうが良いでしょう。

車を真っすぐに入れないとトーインの測定に狂いが生じそうで、毎回スロープを登った最初は緊張してしまう。わざわざ急なスロープを作っているのは、地上高が足りない車が引っかかるようになっているのかもしれない。

今回は見学の甲斐もありとっちらかることもなく、光軸も含めすべて「○」を頂き検査は終了。オイル漏れがあると落ちるということを聞いていたのだが、雨が降ってたせいもあって拭くのを忘れました。ただ、敵もプロなので、雨水なのかオイルなのかは分かるはずだし、雨で濡れてたから気がつかなかったと言うことではないでしょう。逆にオイルが垂れてたら検査を通らないのだったら、一部を除いてほとんどのVWは車検は通らないんじゃないだろうか。そういや前回は晴れてたけど、オイル拭いて行った覚えはないな…。

前回から変わった点としては、申請用紙が以前の30円から25円に値下がりしました。たかが5円だけど、日本全国年間で考えるといくらになるんだろう…しかし何で値下がりしたのかね。

実は今回検査ラインでは問題なかったものの、手続きの順番が訳が分からなくなって階段を上ったり降りたりを繰り返してしまった。 正しくは(あくまで品川にある検査場の場合)…

という感じです。リサイクル券を持っている証明のハンコは、前回必要なかったはずなので、これでまた階段を下りたり登ったりでした。あと慣れた人たちは、バインダーに各書類を順番に挟んでいて、どうやら並べ方の作法があるようです。ちょうど窓口が空いていたので、今後のために順番を尋ねると、特に正式な順番があるわけじゃないんですが…といいながら教えてくれた。まぁ順番が違ってても怒られることはないけど、渡した直後に順番を入れ替えられてるのを見るのはちょっとにがいんだよね。 上から順番に…
「自賠責」→「リサイクル券」→「自動車検査票1」→「車検証」→「継続検査申請書」→「重量税納付書」てな感じのようです。


今回の車検に掛かった費用:61,655円

内訳:予備検一式(3,000円)+トーイン調整(1,000円)=4,200円、自賠責保険(30,830円)申請書代(25円)、検査登録印紙代(1,400円)、重量税印紙代(25,200円)日々のパーツ代と場内グリルでのランチ(500円)は除く…

なお、2007年7月時点での「品川の」車検予約用電話番号は 050(5540)2130 全国版のネット予約は
http://www.kensayoyaku.mlit.go.jp/ でございます。それではまた2年後にお逢いしましょう。

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