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ジェネレーターをオルタネーターに交換

名義変更の夜、つまりビートルを買ったその当日にバッテリー上がりを食らいました。購入のちょっと前、前のオーナーさんは発電機の調子が悪くなったため交換していたのですが「念のためバッテリーも新品にしてお渡しします」と言ってくれていました。ところが、その交換した発電機がさらに死んでいたようです。今から考えるとバッテリーも念のため交換してくれたのではなくて、バッテリー上がりの症状が出ていたので交換したのでは、と考えてしまいます。

その夜は「ビートルを買ったら自慢しに行くね♪」との約束通り、車検場から1時間ほど掛けてT氏宅まで行ったのですが、到着しエンジンを切ったきりスターターは回りませんでした。何しろ買った初日ですから、頭の中真っ白です。冷静に考えれば、昼間は問題なかったのに、夜になってライトを付けてからは、メーター内のウィンカー・インジケーターが点滅しなくなったし、そう言えば車検場を出る時エンジンをかけた時も、スターターの勢いが弱かった覚えがありました。当方不覚にも舞い上がっていたようです。舞い上がっていたといえば、新しいナンバープレートを取り付ける際、おじさんから渡されたボルトを何の躊躇もなくつけたのですが、後日エンジンフードにボルトがめり込んでいることを発見しました。車検場では長いのと短いのと2種類のボルトを用意しているそうです。ナンバー取りたての僕には、ボルトの長さを確認する余裕はまったくありませんでした。

結局、T氏が持っていたバッテリーチャージャーでバッテリーを満タンにしてもらい、その夜は自宅へ。なんかいきなりブルーです。エンストしたらエンジンはかからんかも、とちょっとドキドキでした。翌日、朝一でショップに連絡。最悪忙しいと言われても持ち込むつもりでいました(笑) 駐車場に行き、ひょっとしたら昨日のことは夢だったのではとキーを回すものの、やはりスターターは回りませんでした。うちの駐車場は坂の上にあるので、押しがけは何てことはないのですが、駐車スポットから通りまで、買ったばかりのクラシックカーを押している姿を近所の人たちに見られて、大いにバツの悪い思いをしました。みなさん大変親切で「大丈夫?押そうか?」とか声を掛けてくれたのですが、無視してくれた方が気が楽でした、、すっかりボロくそワーゲンぶりを世間にアピールしてしまいました。

ショップに着いて見てもらったところ、ジェネレーターにテスターを当てると電圧が低く、念のためレギュレーターを別のものに変えてみても変化がなく、発電機お亡くなりの診断が下りました。二日目にしていきなりの入院&出費です。購入前はローダウンも考えていたのですが、この時のいきなりの出費ですっかりヘコたれ、やる気を失ってしまいました。そりゃないぜ、と思いましたが、個人売買なので商売は成立済み。クレームはききません。ま、発電機はおいおいオルタネーターに替えたいと思っていたので、ちょうど良かったのだと諦めました。


Generator 購入前に撮ったジェネレーター仕様の写真です。よく見るとジェネのふたがありません。すぐ上がガソリンを使うキャブなので、ふたはしておいた方が良いそうです。ジェネは火花が出る(?)ので、ガソリンに引火してエンジンが燃えることがある、そうです。このくるまはふたがなくても燃えずに済んでいたようです。


Alternatorブラジル製オルタネーター(AL82N)装着仕様です。修理から戻ってきた直後の写真ではないので、発電機以外にも変わっているところがあります。オルタはジェネよりも口径がでかくキャブと干渉するため、キャブとマニホールドの間に3cmくらいのスペーサーをかますのですが、見た目はちょっと間が抜けちゃいます。あと、種類によっては、オルタを外さないと外せなくなるタイプのフューエル・ポンプがあります。僕のは外れなくなるタイプです… ブラジル製のパーツはダメだという声も聞きますが、このオルタネーターは2年以上経った今でも元気に働いてくれています。



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